山本 親 研究分担者(名古屋学院大学名誉教授)

● 国際浮世絵学会および東錦之会(愛知県を中心とした浮世絵の勉強会)において,浮世絵の収集・研究を行ってきました.対象は,英山を中心として文化・文政期の美人画,武者絵,役者絵,および岡崎市関連の浮世絵と幅広くカバーしています.
● アメリカのミズーリ州セントルイスで在外研修中,クリスマスパーティーに招待されました.その先生のお宅の応接間に飾られた広重の浮世絵版画について尋ねられ,何も回答できませんでした.答えられなかったショックと,その際に見た木版の線のシャープさや色のバランスに感動し,収集と研究を開始しました.
● 専門はスポーツ生理学.

佐々木三郎盛綱  一勇斎國芳画

開催に協力した浮世絵展

2018年 東京太田記念美術館「英山展」 出品協力.
2004年 岡崎市美術博物館「驚きの浮世絵展」 企画・出品協力
2003年 町田市立国際版画美術館「浮世絵 大武者絵展」 出品協力 .

   東海道五十三駅岡崎八橋村
市村羽左衛門,尾上菊五郎 坂東玉三郎  五渡亭國貞 画

研究対象

文化・文政期の英山・英泉を中心とした美人画の傾向,具体的には妓楼・遊女絵の刊行,岡崎市に関係した矢作橋,日吉丸,浄瑠璃姫,歌舞伎の演目となった化け猫などをテーマとして研究しています.
「ちりめん絵」制作方法および刊行についての全容解明が,最近のテーマです.

浮世絵関係の論文

・山本親「浮世絵に見る岡崎と化け猫 驚きの浮世絵」pp. 142 -147, 岡崎市,中日新聞社,2004年.
・山本親「溪斎英泉画「辰巳風俗道のかきから」大判錦絵揃物に関する考察」,『浮世絵芸術』,127,pp.15-20 , 日本浮世絵協会. 1998年.https://doi.org/10.34542/ukiyoeart.1172
・山本親「一勇斎国芳画「新吉原江戸町壹丁目和泉屋平左衛門 花川戸仮宅之圖」大判錦絵五枚続に関する考察」,『浮世絵芸術』124,pp. 3-8,日本浮世絵協会 199年.https://doi.org/10.34542/ukiyoeart.1128

講演

名古屋市,瀬戸市,多治見市,尾張旭市,春日井市,岡崎市などの浮世絵に関する市民講座を担当.大学では留学生向けに浮世絵講座を10年以上開催.

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